« 東京散歩2018.11.02駒場、雑司ヶ谷、音羽 | トップページ | 旅の記録2018.11.10とちぎ秋まつり »

旅のリスク2018.11.05いろいろな旅のかたち

大手旅行社への評価が書き込まれているサイトを覗いてみました。信用第一の老舗旅行社から比較的安価なパッケージ旅行が売りの旅行社に至るまで、苦情の嵐です。良い評価と悪い評価の割合がよく分からないのですが、目に付くのは圧倒的に悪い書き込みでした。読んでいて気持ちが落ち込み、途中で止めてしまいました。
旅行社に対する苦情の多くは日本の窓口スタッフや添乗員・現地ガイドへの不満、飛行機・バスの座席やホテル施設、食事への不満、そしてトラブル時の対応の拙さに対する苦情でした。
なぜか旅程や料金に対する不満はあまり見あたらなかったことが意外でした。
商品としてのパッケージツァーに高いお金を払ったのだからその金額に見合うだけのサービスが欲しい、という気持ちは分かります。が、「商品」としての旅の中身、つまり旅程やら観光内容そして料金の妥当性についてまるで無関心に見えるのです。例えばせっかくベニスまで行きながら僅か半日以下の観光、サンマルコ広場をちらっと見て、別料金のゴンドラに乗っておしまい。フィレンツェに行っても短時間のウフィツイ見学とドゥオーモの外観見学のみ。それでいて往復3時間もかけてピサに行く、そんな「オリエンテーリング」型のパッケージ旅行が相変わらず多いのに、それに言及している書き込みは皆無に近いのです。気を遣ってくれる添乗員に運良く当たり、同行者と並びの席に座れれば旅程など関係なく良い評価を与えるということなのでしょうか。
添乗員の質がどうのこうの言う以前の問題として劣悪な旅程のパッケージ旅行を高額で売りまくること自体に私はムカッとするのですが…。

人によって心地よく感じる旅のスタイルはいろいろあるはず。そのそれぞれの必要性に見合う形で、リーズナブルな価格の「商品」を売る旅行社なら私も共感を持ちます。が、ほとんど見当たりません。ならば、過剰な利益を企業にぼったくられないよう自力で工夫するほかありません。

私の場合、以前直接予約していた飛行機や宿泊施設は、最近は比較が容易な国際的予約サイトを利用。鉄道やコンサートなど現地サイトで直接購入できるものはそれを利用。日本語の申し込みでないとやや不安を感じるクルーズは、いろいろな船会社の数多くのコースを船会社に直接申し込むのと大差ない料金で販売している某旅行社を利用しています。これならば過剰な利益の二重取りを防げます。ただし、当然のことながらリスクは付きもの。事前に手を打てそうなリスクは工夫して回避します。乗り継ぎ便のフライトは同じ航空会社もしくは同系列会社しか使いません。安切符なので万が一遅延で乗り継げなかった場合航空会社が異なると対応してもらえないからです。来年のフィリピン旅行ではまったく異なる飛行機を乗り継ぐため空港近くの安いホテルに前泊して万が一に備えます。ホテルはできるだけキャンセル料無料のオプションがあるものを選びます。それ以外は、何かあったたらお金がムダになることを覚悟。

最近、富裕層をターゲットにしたとんでもなく高額な旅行が目に余ります。それに影響されて、ある意味“贅沢商品”の旅は多少高くてもやむをえないという感覚が広がるのが怖い。本来、旅といっても日常生活の積み重ねに過ぎません。北欧のように物価が高いところでは旅行費が嵩み、物価が安い国では安く旅行できる、それだけの話です。異常に高額な旅行関連商品には手を出さない、興味も持たない、ということが大切かもしれせん。

« 東京散歩2018.11.02駒場、雑司ヶ谷、音羽 | トップページ | 旅の記録2018.11.10とちぎ秋まつり »

旅行・地域」カテゴリの記事

無料ブログはココログ